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関税計算ツール:輸入関税と消費税の計算方法、簡易税率の一覧

· Nolyn リサーチチーム

海外から商品を仕入れると、日本に入るときに関税と輸入消費税(消費税・地方消費税)がかかります。このツールは、商品代金・送料・保険料と税率から、関税・消費税・地方消費税と、1個あたりの仕入れ原価を計算します。端数処理は税関の計算例(関税、消費税等の税額計算方法)と同じで、その例の数字が再現されることをテストで確かめています。計算はブラウザの中だけで行い、入力した数字は送信されません。

関税はどうやって計算しますか?

2026年10月25日時点の税関の案内では、関税=課税価格(商品代金+送料+保険料)×関税率で、課税価格が1万円以下なら関税・消費税は原則免除、20万円以下なら7区分の簡易税率(プラスチック製品3%、ニット以外の衣類10%、陶磁製品は無税など)が使えます。消費税は「課税価格+関税」の7.8%、地方消費税はその22/78です。たとえば商品代金5万円・送料8,000円のプラスチック製品なら、関税1,700円、消費税4,600円、地方消費税1,200円で、税金は合計7,500円です。

関税と輸入消費税を計算する

無料・登録不要・ブラウザ内で計算し、入力内容は送信・保存されません。

外貨の場合は円に換算して入れます。個人使用では海外の小売価格。

販売用では課税価格に含めます。個人使用では課税価格に含めず、総額にだけ加えます。

かけていなければ0。

簡易税率は課税価格20万円以下で使えます。革製品・ニット製衣類・履物などは対象外です。

「実行関税率表の税率を入力する」を選んだときに使います。

課税価格には含めず、仕入れの総額にだけ加えます。

1個あたりの原価を出すのに使います。

課税価格
¥58,000
関税(3%)
¥1,700
消費税
¥4,600
地方消費税
¥1,200
税金の合計(支払額の12.9%)
¥7,500
仕入れの総額(商品代金・送料・税金・手数料)
¥65,500
1個あたりの原価(100個)
¥655

販売用の課税価格は、商品代金に日本までの送料と保険料を足した金額(CIF価格)です。

仕入れる前に、売れる価格を確かめる

関税込みの原価がわかったら、その原価で利益が出る価格で売れるかを確かめます。商品名を入れると、NolynがAmazon.co.jpの販売価格帯と、1688で同等品の卸価格を調べます(ログインが必要、新規アカウントは100クレジット付き)。

実行にはログインが必要です。新規アカウントには 100 クレジットを付与。AI とデータ照会でクレジットを使用します。

その原価で売れる価格か調べる

Amazon.co.jpの販売価格帯と、1688の卸価格をNolynが調べます。ログインが必要で、新規アカウントは100クレジット付きです。

相場を調べる

関税・消費税の計算方法と端数処理

販売用の輸入では、まず課税価格=商品代金+日本までの送料+保険料(CIF価格)を出します。外貨建ての場合、税関は税関長が公示する為替レートで円に換算します。

端数処理は税関の計算例のとおりで、課税標準(税率をかける金額)は1,000円未満を切り捨て、税額は100円未満を切り捨てます。税関の例では、課税価格534,795円・関税率14%の貨物は、534,000円×14%=74,760円→関税74,700円、(534,795+74,700)=609,495円→609,000円×7.8%=47,502円→消費税47,500円、地方消費税は47,500円×22/78=13,397円です(複数品目の合計で100円未満を切り捨て)。

  • 課税価格=商品代金+送料+保険料(個人使用は海外小売価格×0.6)
  • 関税=課税価格(1,000円未満切り捨て)×関税率(100円未満切り捨て)
  • 消費税=(課税価格+関税)(1,000円未満切り捨て)×7.8%(100円未満切り捨て)
  • 地方消費税=消費税×22/78(100円未満切り捨て)
  • 課税価格が1万円以下なら、関税・消費税・地方消費税は原則免除

少額輸入貨物の簡易税率(課税価格20万円以下)

課税価格の合計が20万円以下の一般貨物・郵便小包には、数千ある品目分類の代わりに7区分の簡易税率が使えます。ただし、関税が無税・免税になるもの、革製品(旅行用具・ハンドバッグなど)、ニット製衣類、履物、米・乳製品・食肉調製品、卑金属製以外の身辺用模造細貨類などは対象外で、一般の税率が適用されます。輸入者が希望すれば、全部の貨物に一般の税率を使うこともできます。

品目簡易税率
酒類(ワイン・焼酎・清酒など)1リットルあたり20〜70円(このツールでは計算しません)
トマトソース、氷菓、毛皮製品など20%
コーヒー、茶(紅茶を除く)など15%
衣類・衣類附属品(ニット製を除く)10%
プラスチック製品、ガラス製品、卑金属製品、家具など3%
ゴム、紙、陶磁製品、鉄鋼製品、すず製品無税
その他のもの5%

出典:税関「少額輸入貨物の簡易税率」(関税定率法第3条の3関係、2026年10月25日確認)。関税とは別に消費税・地方消費税がかかります。

計算例:1688の雑貨・個人輸入の服

Nolynが2026年10月24日に1688(中国の卸サイト)で調べた卸価格の中央値(マグカップ10.40元、卓上収納ケース5.80元)で、100個ずつ仕入れた場合を計算しました。円換算は1元=23.46円(2026年10月23日の仲値)、日本までの送料は仮に1万円としています。実際の課税価格には、税関長公示レートと実際の送料・保険料が使われます。

マグカップ(陶磁製品)は簡易税率で無税のため、かかるのは消費税と地方消費税だけで、1個あたりの原価は約377円です。卓上収納ケース(プラスチック製品3%)は関税600円を含めて税金2,900円、1個あたり約265円になります。

ケース課税価格関税消費税+地方消費税税金の合計
収納ケース(プラスチック製品3%)事業用58,000円(商品50,000円+送料8,000円)1,700円4,600円+地方1,200円7,500円
1688のマグカップ100個(陶磁製品・無税)34,398円(1,040元=24,398円+送料10,000円)0円2,600円+地方700円3,300円
1688の卓上収納ケース100個(プラスチック製品3%)23,607円(580元=13,607円+送料10,000円)600円1,800円+地方500円2,900円
個人使用の服(海外小売価格15,000円)9,000円(15,000円×0.6)0円(1万円以下で免税)0円0円
個人使用の服(海外小売価格30,000円、衣類10%)18,000円(30,000円×0.6)1,800円1,400円+地方300円3,500円

簡易税率・標準税率で計算。1688の例はNolyn調べ(2026年10月24日取得、各カテゴリー1ページ目60出品の中央値)、送料1万円は仮定。

輸入消費税は仕入税額控除の対象

販売用に輸入した商品の消費税・地方消費税は、課税事業者なら確定申告で仕入税額控除の対象になります。実質的な仕入れ原価として見るなら、関税と送料・手数料までを原価に入れ、輸入消費税は売上の消費税と相殺されるものとして分けて考えます。免税事業者は控除できないため、輸入消費税も原価に入れてください。

関税込みの原価が決まったら、利益率計算ツールやAmazon出品手数料計算ツールで、手数料を引いても利益が残る販売価格を確かめられます。

注意点

品目の分類(HSコード)と税率は、最終的に税関が判断します。正確な税率は税関の実行関税率表で確認するか、税関に問い合わせてください。

このツールは1品目・1つの税率で計算します。税関の計算例のように複数品目をまとめて申告する場合は、品目ごとの税額を合計してから100円未満を切り捨てるため、合計が数百円ずれることがあります。酒類・たばこの酒税やたばこ税は計算しません。

輸入の関税と原価を計算する手順

  1. 課税価格を出す

    販売用なら商品代金・送料・保険料を円で入れます。個人使用なら海外小売価格を入れます。

  2. 税率を選ぶ

    課税価格20万円以下なら簡易税率の区分を、それを超えるか対象外の品目なら実行関税率表の税率を入れます。

  3. 税金と総額を確かめる

    関税・消費税・地方消費税と、手数料を含めた仕入れの総額を確認します。

  4. 1個あたりの原価で値付けする

    数量を入れて1個あたりの原価を出し、利益率計算ツールで販売価格を決めます。

よくある質問

関税はいくらからかかりますか?

課税価格が1万円を超えるとかかります。1万円以下なら関税・消費税・地方消費税は原則免除です(革製バッグ、ニット製衣類、履物などを除く)。個人使用の場合は海外小売価格×0.6が課税価格なので、小売価格15,000円なら課税価格9,000円で免税です。

関税の計算に送料は含まれますか?

販売用・事業用の輸入では含まれます。課税価格は商品代金に日本までの送料と保険料を足した金額です。個人使用の場合、税関の案内では課税価格は海外小売価格×0.6とされています。

輸入消費税はいくらですか?

標準税率なら(課税価格+関税)の7.8%が消費税、その22/78が地方消費税で、合計で約10%です。飲食料品は軽減税率で消費税6.24%、地方消費税1.76%です。

中国から輸入するときの関税率は?

品目によって決まり、国ごとの一律の税率はありません。課税価格20万円以下なら簡易税率(プラスチック製品3%、ニット以外の衣類10%、陶磁製品は無税、その他5%など)が使えます。それを超える場合は実行関税率表の税率を使います。

簡易税率はいつ使えますか?

一般貨物または郵便小包で、課税価格の合計が20万円以下の場合です。携帯品・別送品、関税が無税または免税のもの、革製品・ニット製衣類・履物などは対象外です。